トップページ刊行物のご案内><あなたと都税2002(平成14)年度 6月号>

あなたと都税 6月号
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都税のゆくえ
「東京都林業試験場」
<森のサイエンスステージ>


<問い合わせ先>
 産業労働局農林水産部 東京都林業試験場
 TEL 042-597-6511
【林業試験場ホームページ】
 http://www.forest.metro.tokyo.jp/
 参考「スギ花粉抑制の試験結果について」
 http://www.forest.metro.tokyo.jp/topics/
   topics_pdf/2002_02_13.pdf

 東京都の面積の、実に36%が森林です。
 森林は、水や大気、景観など、良好な都市環境の源泉となっており、また、地球温暖化問題など、環境への意識が高まる中、森林が都民の暮らしに果たす役割がますます注目されています。
 林業試験場は、森林・林業の技術的問題について試験・研究を行っており、また、都民や林業を行う人に対して情報提供や技術指導を行うといった役割を果たしています。

多様な試験研究
 林業試験場では、
「森林資源の有効活用と魅力ある地域社会の実現につながる技術開発」
「豊かで親しみのある森林の提供と環境保全技術の開発」
 というテーマの下に、あわせて4つの研究課題を設けており、それにもとづいたさまざまな試験研究を行っています。
 その中から、今回はスギ花粉抑制への取り組みをご紹介いたします。
 スギは生長の速さ、木材としての需要などから、東京の森林の中で主要な樹木となっています。
 しかし、スギの花粉は、花粉症の主な原因の一つとして大きな問題となっています。
 林業試験場では、スギ花粉について、独自の試験研究を行っています。
●スギ花粉抑制試験
 スギの成木にマレイン酸水溶液を注入することで花粉を抑制する、実証実験を行っています。(詳細は林業試験場ホームページをご覧ください。)
 この手法の実用化で、例えば人家に近いところのスギについて、花粉飛散量を抑えることが期待されています。
マレイン酸水溶液の樹幹注入(写真)
●花粉の少ないスギへの転換
 森林全体に目を向けた取り組みとして、花粉の量が少ない種類のスギを見つけ出し、今後の植林の際に、そうした種類のスギを植えていこうというものがあります。
 林業試験場では、スギが樹齢3年程度の若木のうちに、人工的に雄花をつけさせて花粉量を確認するという独自の方法を使って、効率よく花粉の少ないスギを見つけ出し、育成する取り組みを進めています。
スギ・ヒノキのさまざまな品種が育てられている(写真)
施設公開、教室等
 林業試験場では、例年、施設公開や「夏休み環境教室」、「野生きのこ教室」といった行事を開催しています。
「夏休み環境教室」は、7月の下旬に開催予定です。
申し込み方法等、詳細は「広報東京都」7月1日号でお知らせする予定です。
 東京の森林をより理解していく機会として、みなさまのご参加をお待ちしております。

ここにも都税が生きている
 東京の暮らしを豊かにしている森林。その森林を技術で支える林業試験場。ここにも、都税が有効に使われています。